日本時間の3月28日0時からAppleの教育機関向けのイベントが開催されました。
題目は“Let’s take a field trip”「校外学習をしよう」といった意味。
今回の発表会イベントでは従来のiPadの流れをくむ、9.7インチの新型 iPadが発表されました。iPad Proではなく、無印 iPadの2018年版、第6世代となるiPadです。
何が変わったか。簡単に言うと、プロセッサがA9からA10(iPhone7に搭載)になったことと、Proだけの対応だったApple Pencilに対応になったこと。価格が第5世代より安くなったことの3点です。(価格は日本の場合は据え置き)

最近の発表会イベントはほぼ事前リークどおりのものがでてきます。情報が漏れているのでしょうね。なので「やっぱりか」「リークどおり」が正直な感想です。そのところはちょっと残念です。驚きが半減してしまいます。2018年のiPhoneの噂ももうだいぶでてきていますし。
さて、買いかどうかですが、今現在 iPadを所有している人からしてみれば、あまり代わり映えしない新製品です。たぶん見送る方も多いのではないでしょうか。
「Apple Pencilを使いたい」という人であれば買いだと思います。Proの価格までは出したくないって言う人に限りますが。
Apple Pencilを使いたいのでれば iPad Proを買えばいいのですしね。ベゼルレスは残念ながら採用されませんでした。従来のiPadと同デザインです。ホームボタンもそのまま。Face IDは搭載されませんでした。
やはり今回は“価格”と“Apple Pencil”だったのでしょう。学生や先生が学校でより使いやく、導入しやすいといった部分が重要視されたのだと思います。
教育機関へのiPadのシェア、普及率が落ちてきている部分のテコ入れだったような気がします。シェアを伸ばす戦略としてはよかったのではないでしょうか。
あくまで教育機関でより多くiPadを導入して使って欲しいという目的のために発表されたような気がします。

ちなみに国内での販売価格はWiFiモデル 32GB 37,800円、128GBモデル 48,800円。WiFi+LTEモデル 32BG 52,800円、128GB 63,800円です。
そのほかに発表されたものは、教育機関向けのソフトウェアやサービスです。
・iCloudの標準ストレージ容量が5GBから200GBへ。
・Pages、Keynote、NumbersがApple Pencilに対応。
・教育機関でのiPad共有、生徒アカウント管理のアプリ「Classroom for Mac」発表。
・教育機関向けフレームワーク「Class Kit」発表。教材作成や生徒の進捗管理。
今回のイベントは教育機関向けでもあり、あまり一般の人には衝撃の少ないイベントとなりました。
やはり今後の注目は6月4日から開催されるWWDC2018でしょう。ここで何が新たに発表となるか。今から注目です。
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