第3の習慣:最優先事項を優先する
最優先事項にフォーカスする
私たちの時間は、4つの領域のどれかに使われる。
効果的な生き方のできる人は、第2領域にもっとも多くの時間を使う。

自分の普段を棚卸ししてみる。自分は1日でどこに最も時間を割いて、どこの領域にいることが多いだろうか。仕事内容、業務内容、1日の行動、家庭においてもどうだろうか。またその領域にいることで、普段どのような影響を最も受けているだろうか。
緊急な事柄ばかりに反応する人は本来の目的を見失い、何が本当に重要なことなのかがわからなくなってしまう。第2の習慣で思い描いた終わりの実現につながらない。
重要でないことは無くす
第3領域と第4領域にばかり時間をかけると最優先事項を達成できなくなる。
効果的な生き方のできる人は、第3領域と第4領域の活動を減らすか排除している。
自分は第3領域と第4領域にどれくらいの時間を使っているだろうか。その代償は?普段の仕事や家庭でこの領域の活動はどのくらいあるだろうか。排除できるのであれば排除し、少なくすることができるのであれば少なくしていくことが重要である。
週間計画を立てる
計画を立てる最適なサイクルは1週間。毎週の計画を習慣化する。
ミッション、役割、目標と結びつけて計画する。ミッション=やるべきこと。役割=リーダとして、メンバーとして、夫として、親としてなど。目標=終わり。
大きな石と小さな石。大きな石=第2領域、小さな石=第1領域、第3領域。
大きな石をまずはじめに役割ごとに週間計画に落とし込み、小さな石をその間に埋め込んで行く。
無理な計画は立てない。大きな石は役割ごとに1つか2つに絞る。
選択の瞬間にこそ自分に忠実でいる
第2領域の優先事項とそのときのプレッシャーのどちらかを選ばなければならないときにこそ、私たちの人格が現れる。効果的な人は、自分のミッション、役割、目標に沿って選択する。
プレッシャーに屈せず、自分に忠実に選択する。第2領域を実行する妨げになっているものは何だろうか。意思によって優先すべきことを優先する。
人間関係の信頼口座を築く
人との関係における信頼の度合いを「預け入れ」と「引き出し」で比喩してみる。
「預け入れ」を増やせば信頼が増え、「引き出し」が増えれば信頼を失う。
約束を守ったり、理解してあげたり、親切に接したりすることで信頼の預け入れは増えていき、約束を破ったり、理解しなかったり、批判したりすることで信頼は引き出されていく。日頃から「引き出し」をしないように意識して行動できているだろうか。また「預け入れ」を増やすような行動ができているだろうか。また気づかない間に信頼を失っていないだろうか。
ちょっとした親切や気配りでも「預け入れ」は増えていく。逆にほんの少し思いやりが足りなかっただけで、大きな「引き出し」となってしまう。
第4の習慣:Win-Winを考える
第4の習慣は「自立」から「相互依存」への第1ステップとなる。私的成功から公的成功へ。

豊かさマインドをもつ
豊かさマインド=心の余裕、賞賛、賛辞、寛容な心
欠乏マインド=ねたみ、ひがみ、狭い心
豊かさマインドを持てば、他の人の成功を脅威とは感じなくなる。私的成功(第1、第2、第3の習慣)によって豊かさマインドが持てるようになる。自分の価値を信じ、心が安定しているからだ。
勇気と思いやりのバランスを保つ
勇気=自分の考えを堂々と主張できること。考えと思いを伝える意欲と能力。
思いやり=相手を尊重しながら、相手の考えと思いを乙女、聴く意欲と能力。
自分の考えや意見は主張しつつも、相手の立場に立った考えや意見を持ち、相手の気持ちを知ろうと耳を傾ける姿勢。
自分のWinと同じように相手のWinも考える
人間関係の6つのパラダイム。
Win-Lose「私は勝って、あなたは負ける」
Lose-Win「私は負けて、あなたが勝つ」
Lose-Lose「自分が勝てないなら、相手にも勝たせない」
Win「自分さえ勝てれば、相手が勝とうが負けようがかまわない」
Win-Win「双方にとって機能する解決策を一緒に探そう」
Win-Win or No Deal「双方にとって昨日する解決策を一緒に探そう。それができなければ取引しないでおこう」
効果的な人は、他の人のWinと自分のWinに同等の価値を置く。必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢がWin-Winの関係である。

Win-Winの実行協定を結ぶ
Win-Winの関係を考えた上で、それを実現するために必要な事項について約束し、協定として結ぶ。
ーまとめー
2日目は、第3と第4の習慣を学びました。「自立」から「相互依存」へのステップとなる習慣です。これによって私的成功が拡大し、公的成功へと導かれます。
優先事項を選定して計画し、人間関係を築きつつWin-Winの関係を考え、豊かさマインドをもって結果が得られるように行動を起こす。
自分だけではなく、相手のことも思ってお互いが利益を生み出せるように、勇気と思いやりをもって行動するということです。
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