毎日外回りをしている営業マンにとってオアシスとも言えるコンビニ。
最近、次々と閉店するコンビニをみかけます。
現在、全国にコンビニは約5万店舗あると言われてます。
大手3社のセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、その約1,000店舗が毎年閉店しているのが現状です。

かつてコンビニというものはなく、買い物をするためには都心のデパートやスーパーまで足を運ぶ必要がありました。時代は流れ、都心部から郊外へと商圏は移り、イオンなどの大型ショッピングモールが次々に出店。都心部のデパートは閉店に追い込まれるという事態が起こっています。
同じようにコンビニ業界も一度は出店ラッシュで、次々に開店する時代がありました。
手軽に便利にあらゆるものを購入することができるコンビニは、瞬く間に生活の中心に位置付けられるようになりました。
しかし乱立し過ぎたのか、統廃合を繰り返し、現在では大手3社のせめぎ合いとなっています。またフランチャイズ店の経営難から閉店する店舗が増えて来ているのが現状となっています。
原因としては、店舗数が多過ぎるため競合が激しく、お客が分散してしまいました。
大型ショッピングモールやスーパーが郊外へと次々に進出してさらに分散が加速し、平均売上は年々減少していると言います。
またコンビニは価格が統一されており、店舗ごとに差別化することが難しい現状もあります。立地などにも大きく左右されます。
個人オーナーは本部の締め付けが激しく、契約期間も10年以上となっており、参入は簡単でも撤退が難しく、違約金や売上減少に悩みながら、辞めるに辞めれない現状もあるようです。
違約金を払ってでも辞めたいと思うオーナーが増えて来たのと、契約満了するタイミングが出店ラッシュからちょうど10年が経過する時期が重なっているのが原因です。
契約更新してでも続けたいと思うほど黒字の店舗が少ないのでしょう。
そう考えると、これからどんどんコンビニの閉店は増えてくると思います。
近隣住民からみれば、便利で無くなってほしくないコンビニですが、経営側からしてみれば、かなり厳しい経営であるようです。
ちょうど淘汰される時期なのかもしれません。本当に儲かっているコンビニだけが生き残り、増え過ぎた店舗はその釣り合いのとれた数まで減少してくると思われます。
最近閉店するコンビニが増えてます。
みなさんも行きつけのコンビニがあることでしょう。しかしその背景にはこういった現実があるのだと知っておくのもいいかもしれません。
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